永守 重信(ながもり しげのぶ)
世界に誇る日本の有名企業の創業者「永守 重信」氏は、どのような考え方で仕事に取り組んでいるのでしょうか?1代目で1,6兆円企業にまで成長させた理由は、創業者(永守 重信)の考えに答えがあるかもしれません。
なぜ、永守 重信の考え方がおすすめなのか?
約7~8年前に、仕事で行き詰っている時、たまたまテレビを見ていたら「日本電産株式会社」の特集をやっていました。その当時の自分には「永守 重信」氏の考え方や行動が衝撃的でした。
・会社設立時に、海外の大手企業のに無理難題を言われ当時の技術では出来なかったが「出来ますと答え」実際にやって見せた。(最終的に出来たので嘘ではない、執念があったので成し遂げられた)
・その大手企業が工場を視察したいと言われ、プレハブ小屋を見られたら取引中止になる可能性が高いので、日本観光だけをさせて、取引を成功させた。
・買収当初は、お昼に弁当を食べながら業務の流れや改善案を直接現場の社員に聞いた。企業再生は現場の声を直接聞くのが一番早い。
・買収当初は、従業員が対抗意識を持っていたが、会社を再建をして給料UPやボーナス支給したら、おのずと従業員は協力してくれた。結果を残すことが一番の説得材料である。
・元旦の午前中以外365日働いている。
”当時の特集番組より”
当時(約7~8年前)でも、既に1兆円企業で、年齢も70歳くらいでしたが、「1兆円企業でも守りの経営ではなく攻めの経営者でパワフル」「1兆円企業でもベンチャー気質で今後伸びそうな会社だな」と思ったのを今でも覚えております。
「日本電産株式会社」の「永守 重信」氏は、なぜ1,6兆円企業、モーターのシェア80%まで成長させる事が出来て、M&A(企業買収)の天才と言われているのか?
「永守 重信」氏の考え方や企業理念などを調べてみましたので、参考にしてみては如何でしょうか?
おすすめ理由 ・企業理念(三大精神) ・M&A(企業買収)失敗しない(過去57社成功) ・1代目で1,6兆円まで成長させた
日本電産株式会社 概要
会社名:日本電産株式会社
本社所在地:京都府京都市南区久世殿城町338番地
設立:1973年7月23日
業種:電気機器
市場情報:東証プライム 6594
上場日:1998年9月16日
取締役会長:永守 重信(ながもり しげのぶ)
取締役社長:関 潤(せき じゅん)
2021年3月期
売上高 連結:1兆6,180億64百万円
営業利益 連結:1,599億70百万円
純利益 連結:1,219億45百万円
追加
2022年3月期
売上高 連結:1兆9,181億74百万円(116%増)
純利益 連結:1,368億70百万円(112%増)
”日本電産株式会社IRより”
企業理念(三大精神)
・情熱、熱意、執念
・知的ハードワーキング
・すぐやる、必ずやる、出来るまでやる
人一倍の仕事をする
どの企業でも同じことが1つある。「1日24時間」という時間だ。
創業当初、大手企業に勝つために約16時間(朝から夜まで働いた)と語っており
今でも、元旦の午前中以外の365日仕事をしている。
永守 重信氏インタビューより
人を動かす人になれ
大口客に「モーターの厚みが半分で、同じ力を出すなら、全量注文する」と言われ、技術者を集めて、皆に聞いたが誰一人も出来ると答えなった。永守氏は、「できる」と100回いうからお前らも一緒に言えと指示をだす。1,000回ほど唱えたら、「社長、出来る気分になってきました」との声が出るようになったと。
永守 重信氏インタビューより
失敗を恐れないチャレンジ精神
チャレンジしないことが一番ダメな事。
ダメな経営者も同じで、失敗を恐れてリスクをとりたがらない。私は悪いことがあったら、良いことが2回やってくると思っています。
永守 重信氏インタビューより
経営者は夢と野心と執念が大事
会社の経営は、気概と執念がないと絶対に成功しません。最近の若い経営者は、「野心」がないですね。経営トップは野心と同時に、夢も持ち合わせていないといけません。今の若い社員たちは、夢を持たないとついてきません。
逆に言えばライバルが少ない今こそ、頑張ればチャンスがあるということです。
永守 重信氏インタビューより
まとめ
・企業理念(三大精神) ・人一倍の仕事をする ・人を動かす人になれ ・失敗を恐れないチャレンジ精神 ・経営者は夢と野心と執念が大事
夢と野心と執念を強くを持っているので、人を動かす事が出来る。すぐやる、必ずやる、出来るまでやる、チャレンジを恐れないので成功する。
1,6兆円企業の創業者は、人一倍の夢と執念を持っているので、ここまで大きな組織(会社)を動かせているのかもしれませんね。
M&A(買収企業)をほぼ全て成功させるのも普通では考えられない事ですが会社に関わる従業員全員が「三大精神や創業者の考え」を受け継いでいるので成し遂げているのかもしれません。
昨年から、EV事業に本腰をいれた日本電産株式会社ですが、将来を見据えたロボット事業にも注目です。「三大精神や創業者の考え」が続く限り企業成長や企業戦略にも注目しております。